◆テーマ: 「住まいが人を造る」
◆講 師: 建築家・日本古民家保存協会 理事長 瀧下嘉弘氏
◆ 日 : 2018年3月7日(水曜日)
◆場 所: 小堺化学工業株式会社 B1MPホール
◆時 間: 18:30~20:30
◆概 要:
建築家でもあり、NPO法人 日本古民家協会理事長の瀧下嘉弘氏は、古民家がダム建設で湖底に沈むことを知り、その古民家を鎌倉のご自身の土地へ移築され、建築家として古民家の移築保存に情熱を持たれ、今まで35軒を設計施工されてきました。飛騨の古民家は梁が美しいそうです。
まだ知らない古民家の知識を熱く熱く語って頂きました。
講演概要は、
- 古来から自然環境といろいろな社会体制が「住まい」を造り、その「住まい」が人を造った。。
- 近代以前の「住まい」が造った先人から学ぶこととは。
- 木の文化の伝承と将来。
をテーマに、また瀧下氏のコレクションの「仕口」の事も語って頂きました。
大変スケールの大きな瀧下氏の「住まいが人を造る」とはを、参加者は資料を拝見しながら体験してみましょう。
「仕口」という言葉をご存知ですか?
仕口とは、建築において柱と梁などをつなぐ臍と臍穴の仕組みを言います。
瀧下の生業である古民家移築の工事の際に廃材として出る切り落としの仕口部分が、彼により「木の神」や「若衆」、「宇宙人」などと名付けられ、「仕口堂」(展示館)に新しい命が吹き込まれました。
現代アートのオブジェの様なその姿は、印象的な写真を通じて見る者に何かを語りかけて来ます。
講演では、発行したばかりの「仕口」の本を作成するにあたっての秘話などもお伺いしたいと思っております。
リンク:仕口堂
www.shiguchido.jp