◆テーマ: 人情噺「髪結新三」と落語の楽屋話
◆講 師: 落語家 林家正雀師匠
◆ 日 : 2019年7月3日(水曜日)
◆会 場: 小堺化学工業㈱
東京都中央区日本橋富沢町11-7 KCIビルディング 地下MPホール
◆時 間: 18:30~20:30
◆概 要:
林家正雀師匠は八代目林家正蔵のお家芸を継承し、芝居噺・怪談噺の第一人者です。
日本橋富沢町でのご登壇ですから、噺の舞台が現在の中央区と江東区に実在する地名が出てくる演目のお噺を師匠自ら選んでくださいました。参加者は、豆知識であらすじを学びより噺が理解できました。
歌舞伎の「梅雨小袖昔八丈」(ツユコソデムカシハチジョウ)とは通称「髪結新三」(カミユイシンザ)と言われるもので、大岡政談の白子屋お熊の事件を題材としたものです。1775年には人形浄瑠璃としても舞台で取り上げられ、当時人気の落語家春錦亭栁桜師匠が寄席で語った人情噺です。
まずはお弟子の林家彦星(ハヤシヤヒコボシ)さんの前座を聞いて、師匠の楽しい話術で伝承会でしか聞く事の出来ない「落語の楽屋話」を楽しみ、その後都風流の出囃子に合わせてご登壇いただき45分間たっぷりと林家正雀師匠の人情噺を食い入るように楽しんだ三部作の企画でした。
最近は落語を実際に聞いた事の無い方も多く大満足の会となり、第二弾もこの場で決定しました。2020もお楽しみに。