◆テーマ:「吉野屋商店 提灯のお話し」
◆講 師: 吉野由衣子氏
◆日 時:2020年11月4日(水曜日)18:00~20:30
◆参加費:4500円(お弁当なし、資料、オリジナル弓張提灯)
◆会 場:日本橋 伊場仙ビルセミナールーム
東京都中央区日本橋小舟町4ー1 伊場仙ビル7階
連絡先:090-7422-9878(小堺携帯) http://ibasen.com/ibasen-room/top.htm
◆概 要:
創業安政元年、江戸手描き提灯の老舗、神田の「吉野屋商店」は祭りや寺社に奉納する様々な手描き提灯を代々つくり続けている166年の老舗です。
この度、吉野屋商店七代目の吉野喜一氏を父に持つ吉野由衣子氏が吉野屋商店の歴史を紐解き、大変珍しいDVDを拝見させて頂きながら、解説を伺いました。
また、歌舞伎座木挽町広場の大提灯は、第五期歌舞伎座の開場時に地下2階木挽町広場に、初代大提灯、五年後には二代目の大提灯が吊るされています。これは、木挽町広場のシンボルの吉野屋商店謹製の大提灯です。
この度は「お江戸日本橋伝承会」10周年記念として、吉野屋商店さんが皆様へオリジナル提灯を制作してくださいました。
当日の会場では、参加者40名の素晴らしいオリジナルの弓張提灯に火を灯して参加者をお迎えし、皆様はご自分のお名前の入った提灯を持ちながらの記念撮影大会になりました。
会の終演時には、各自の提灯を持ちながらの集合記念撮影を行い、コロナ禍のため「お江戸日本橋伝承会」は10年間の幕を一度ひかせていただく事になり、最後の思いでに残るひと時を過ごしました。
毎年延べ500名の皆様とともに約10年に亘り活動をして参りました「お江戸日本橋伝承会」、当初は日本橋の活性化のためにたくさんの老舗の旦那衆のお話に耳を傾け、老舗のお話を学び、敷居の高い老舗の暖簾をくぐりやすくする役目を果たしたり、日本橋に興味を持っていただいたりしておりました。
参加者の熱い眼差しは、時に講師の皆様にプレッシャーをかけてしまうほど真剣で、参加する姿勢はまるで学び舎で学ぶ子供たちを思わせるほどでした。皆さんが楽しみにしていたWSの時間は、子供のような目の輝きで参加してくださったメンバーと共に、毎月楽しんで参りました。「お江戸日本橋伝承会」も10年間で86回を数え、ほぼ皆勤でご参加された方からこのラストの会が初めてという方まで、会の運営を温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。
帰りには、LED付き提灯を各自でお持ち帰り頂き、コロナが終息した暁には、皆この提灯を持参して日本橋を提灯行列できる日を夢見てのお開きとなりましした。 文責:小堺ひとみ